バディウォーク®とは

「バディウォーク®」とは、1995年10月に全米ダウン症協会(NDSS)が「ダウン症啓蒙月間」の一環としてニューヨークで始めた活動で、全世界約300カ所で開催されている、ダウン症児者も、そうでない人も、ともに参加できる世界的なチャリティーウォーキングイベントです。

ダウン症への理解と受容(acceptance)、社会的な平等(inclusion)を促進することが目的の、誰もが参加できる1マイル(約1.6km)の行進で、ダウン症者の能力をリスペクトする心あたたまるイベントです。

とにかく楽しく、のんびりと歩く

バディウォーク®では、決して歩くことだけが目的ではありません。もし歩くのに疲れたら、座ってイベントを観賞するだけでも構いません。
ウォークを盛り上げてくれる楽団の演奏を聴きながら、同じ時間を共有することも参加の一つの形です。

バディウォーク@京都では、ライブやワークショップ等の楽しいコンテンツが目白押しです。でも、これまで参加された方から話を伺うと、「ウォーク自体が一番楽しかった」という感想をいただいています。

とにかく楽しくのんびりと!それが私たちのテーマです。

バディウォーク®の日本での広がり

日本初のバディウォーク®は、NPO法人アクセプションズにより2012年11月、東京代々木公園で開催。昨年度第3回が開催されました。

一方関西では、神戸京都のダウン症のある子どもを育てる親達が結成した「京都ニンジャムキッズ(現At-Kyoto)」が、2014年に京都下鴨神社糺の森で開催し、約300名の参加者が全国各地から集まりました。

そして現在では、仙台や名古屋でもバディウォーク®が開催されています。

さらに2018年からは大阪でも!

それぞれの地域の特性を生かしながら、活動が広がっています。

だれもが生きやすい社会へ

現在の日本においては、ダウン症を含め障がい者を知る、見かける機会が諸外国に比較すると圧倒的に少ないです。また残念ながら日本には、「ダウン症のある人=かわいそう」というイメージが根強く存在してます。新型出生前診断の普及に従い、高い中絶率など、マイナス面の情報ばかりが多く入り、妊娠出産子育てにおいても、大きな不安の対象になっています。

日頃「ダウン症」をキーワードとして活動しているAt-Kyotoですが、それを突き詰めていくと、障がいの種類や有無、国籍に関わらず、老若男女すべての人々にとって生きやすい社会作りへと繋がっていくと考えています。

私たちが活動を始めて5年。私たちの活動に共鳴してくださる仲間がだんだんと増えてきました。
しかし、子供たちの成長や社会状況の変化に伴って、私たちの活動テーマも変化していくはずです。これからの未来を担う子供たちと一緒にバディウォーク®を創りあげていってくれる仲間を、私たちは随時募集しています。

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